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おはようございます。
寒い日が続きますね。東京は雪が降らないだけでもありがたいですが(例年だともう雪が降ったりしているみたい)。

今日のブログはちょっと長くなってしまいました。もしよかったら読んでみてくださいね。
年末少しお話した、父へのマッサージのことです。年が明けてからも続いております。

父は身体的な理由でうつぶせや、片側は横寝も出来ません。1年ほど前にした手術の後遺症もあり、躰も随分歪んでしまいました。高齢だし、血圧も高く、強い刺激は出来ません。
なので朝のちょっとした時間に椅子に座ったまま、手から腕、肩・背中へのアプローチを主に行っています。乾燥しているので手にクリームは塗りますが、オイルは使わず。慣れてきたら脚もやりたいと思っていますが、ここ数年習ってきた身体均整法を使うと手や腕だけでも頸や眼や、神経系などに働きかけることが出来ますし、最初は針金のように筋ばっていてどこに触れても
『イタイイタイ』
という感じでさすってるだけだったのが、段々と筋肉がゆるんで指が入る「たわみ」というか柔らかさが出てきました。肩を廻しただけでパキパキいっていたのもなくなってきました。いくつになっても、人間のからだって変わるんだなぁと改めて驚いています。
父自身も変化を感じているようで、はじめてしばらくしてから
『やってもらうようになって腕が太くなった気がする』
というので
『筋肉がやわらかくなってふんわりしたからじゃない?』
と答えたら納得したようでした。



本当はもっと前からやりたかったんですが、なかなか実行にうつせませんでした。


『マッサージしようか?』


という一言が言えなかったのです。
でも、きっかけはある日突然訪れました。
どんどんヨボヨボしてくる父を見て焦りながらも声をかけられずにいたのが、この本を読んだ後なぜかスッと行動に移すことが出来ました。

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鎌田麻莉著『心で触れるボディワーク
花巻のボディーワークスクールでお世話になった、鎌田麻莉さんが昨年出された本です。

私は全身オイルトリートメントのクラスで9年ほど前にお世話になりました。1週間の合宿を2回、花巻まで受講しに行きました。(合宿中は麻莉さんや他の生徒さんとの共同生活になるんですが、それもよい思い出です。)
当時「心で触れるボディーワークスクール」という、オイルトリートメントがメインだったスクールはその後発展し、現在はゆったりセラピー協会として、着衣とオイルとそれぞれのプログラムを提供されています。どちらも「エサレンボディーワーク」というメソッドを日本人として咀嚼して体系化させた、麻莉さんオリジナルの思想や技術が組み込まれたプログラムです。
この本はそんなセラピーの内容や協会の活動を紹介している本なのですが、
最後の方の章に麻莉さん自身が自分がなぜエサレンボディーワークをすることになったかという
「麻莉さんの物語」
を語ってらっしゃいます。合宿中のお話で、麻莉さんが大学を中退して単身ニューヨークへ渡ったこと、最終的に故郷へ戻りご家族を看取られて今があることなどはなんとなく知っていたのですが、詳しいことは知りませんでした。
麻莉さんがどのようにエサレンボディーワークと出会って寄り添ってきたか。そんな話の後

「あなたの物語をきかせてください」

と書いてありました。

私の物語・・・?



この世界に入ったのはリフレクソロジーで、それも私の触れる物語の一つ、イントロダクションではあります。
でも私が「触れる」ということを本当に探究しはじめたのはセラピストになって6年ほどたった時でした。

当時この仕事が本当に面白くてたまらなくなってきた反面、プライベートでは離婚騒動でかなり消耗していました。
元夫のすることが私を苦しめ(と当時は思っていた)、本当につらかった時、家族が私を助けてくれました。
中でも父はなにかと私を気にして、一緒に胸を痛めてくれていたと思います。(母からきいたのですが、よく明け方に寝言で怒鳴っていたそうで、どうも家に泥棒が入ってきて家族を守らなきゃ!という夢をその頃よくみていたようです)

そんな中、父に家まで車で送ってもらうことがありました。
降りる際に、負けたくない、と思う一方で夫とふたりになる家に帰りたくない、と私は泣いてしまいました。
すると父が私の手を握って

「どんなことがあってもお父さんは味方だ」

と言ってくれました。

びっくりしました。というのも、父が私に触れるなんて何十年ぶりかだったのです。
昭和ヒトケタ世代の父とは私が中学生になったあたりから、身体的な接触はなくなりました。用がある時も娘の部屋のドアは決して開けず、外から声をかける感じで。。。
その父にいきなり手を握られて、私は思わずビクッとしました。それを受けて父もビクッとした気がします(笑)
そんなぎこちないふれあいでしたが、とても嬉しかったし力を貰った気がしました。今でもあの時の父のカサカサしていてちょっと冷たい手の感触を覚えています。

「触れる」ということに本気で取り組みたいと思ったきっかけは間違いなくこの件で、麻莉さんの問いかけで改めて思い出しました。
すると不思議と
「マッサージするよ!」
と父にスラッと言うことが出来たのです。


ところで、この一言が言えなかった理由は多分父に

「そんなもんはダメだ」

と言われるのが嫌だったんだと思います。

子供の頃から自分のしたいことやりたいことを両親からことごとく否定され、禁止されてきました。

漫画や勉強に関係のない本を読んではいけない
漫画を描いてはいけない(漫画が好きすぎて漫画家になりたいと思っていました(笑))
テレビを観てはいけない
友達と遊びに行ってはいけない

からはじまって

大学進学の時は進路を反対され
就職活動の時は志望会社を否定され
セラピストになる時も反対されました。

その時常に言われていたのが

「そんなもんはダメだ」

という言葉でした。
「そんなもの」と言いながらそれについて特に詳しく知っているわけではありません。自分が歩いたのと同じ道しか知らず、それしか価値観を感じていないだけです。とにかく、常に私が進路を決める時には他の何よりもまず親が、非常に狭くて偏った価値観を持って立ちはだかっていた感じでした。


今回もそう言われたら嫌だなぁ。。。

漠然とそう思っていたんだろうと思います。
でも、それは娘として否定されるが嫌だったわけで、
プロのセラピストとして接することで解決することに気づきました。
(セラピストとしてなら否定されても自分に足りないのは何かを知ることで次に繋げられる、という思考になります)

ちなみにこの件は私の杞憂に終わり、父は喜んで受けてくれています。
(よっぽどからだがつらかったと思われます。)


父にマッサージしながら母とたわいのない会話をしたり(父はすぐ寝てしまいます)、穏やかな時間です。
少しでも続けばいいなあと思っています。
これが今の私の「触れる物語」なのかな、と思います。


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